BGT RED ZNE(レッドゾーン)ウェッジ専用シャフト
ウェッジ専用シャフト BGT RED ZNE(レッドゾーン)ご用意できました。
広島市安佐北区のゴルフ工房 スルーザグリーンです。
今回は、BGT社の最新ウェッジ専用シャフト「RED ZNE(レッドソーン)」についてご紹介します。
日本代理店さんのHPはこちら→「BGTレッド ゾーン製品情報」
「レッドゾーン」と聞くと
「レッドゾーン」と聞くと
計器類で能力の限界を表す領域。多くは赤色で表示される。
また比喩的に、危険度の高い状態を示す範囲。
このように、自動車やバイクなどのエンジンの回転数を示すタコメーターにおいて、
エンジンの許容回転数を超えて回転していることを示す赤く(レッド)塗られている部分(ゾーン)を思い浮かべます。
- 最大バックスピン量・回転数の増加(ここがレッドゾーン)
どんな仕組みでバックスピン量を増やそうとしているのか調べてみます。
RED ZNEシャフトの特徴
”−究極のスピンアドバンテージで、無駄に転がらない。−”
こんなキャッチコピーが付けられています。
まず、RED ZNEシャフトの基本的な特徴について見てみます。
RED ZNEシャフトの構造
このシャフトは、人気のBGT社のパターシャフト「スタビリティ」を開発する際に得た、知識や経験を基に作られたウェッジ専用シャフトです。
スタビリティ パターシャフトのメリットと相性
特に以下の3つのポイントに注目して設計されているとメーカーHPに書かれています。
- 硬いカーボンファイバーの使用
RED ZNEシャフトは、従来のウェッジシャフトの2.5倍の剛性を持つ硬いカーボンファイバーを使用。理想的な打ち出し角と弾道を実現し、安定したショットが可能になります。 - クラブ全体の重量バランスの向上
チューブ接合部を一新し、クラブ全体の重量がよりバランス良くなるよう設計。スイングの安定性がさらに向上し、プレーヤーはより一貫したパフォーマンスを発揮できます。 - 高性能カーボンファイバー特殊チップの採用
改良された高性能カーボン特殊チップは、低い打ち出し角でも距離のコントロール精度が向上。ソフトなフィーリングを楽しみながら、優れた飛距離コントロールと正確なスイングを実現します。
前作のZNEシャフトから
- Tip(先端)の細い部分
今回調べているRED ZNEの前身モデルに「ZNE」というモデルがありました。
同じ3ピースのシャフトでしたので、見た目のカラー変更のように捉えられますが、
「ZNE」は、Tip(先端)の細い部分がスチールシャフトでした。
- 先端のパーツが改良された。スチール → カーボン
後から出てきますが、結構特殊なTip素材に変更されて生まれ変わっています。
ルックス
RED ZNEシャフトは、3ピース構造であることから見た目が特徴的です。
- 手元側からの太い部分
- 中央の円錐台形の接合コーン部分
接合コーン部からバット側は、通常のウェッジ用シャフトに比べかなり太い。
アドレスした際に違和感があるかというと、太い部分は視界にはほどんど入らないため、気にはなりません。
この心配は、同社のスタビリティ パターシャフトをよく知る人だと、思い浮かぶ心配事だと思います。
ちなみに、スタビリティ パターシャフトの接合コーン部までの長さは約11〜13cmです。
RED ZNEの接合コーン部は、ネックの上部から約32cmも上のにあります。
スタビリティ パターシャフトに比べて約3倍近く高い位置に設定されています。
よほどシャフトに注目してアドレスしない限り、プレイヤーの目はいかないと思います。
カラーリング
ブラックのカーボン柄が透けたシャフトに、レッド「RED」のロゴが映えるデザインも魅力の一つです。
この「いかにもシャフトを変えました!」なスタイルは好みが分かれるところかもしれませんが、
装着したら、すぐにアプローチの練習をしたくなります。
これまで以上に多いバックスピン量を期待させ、やる気を高めるのは間違いないです。
練習したくなる気持ちを掻き立てるアイテムという点でも、プレーヤーを高めます。
RED ZNEシャフトの優れた点
次に、RED ZNEシャフトが従来のウェッジ用のスチールシャフトに比べて優れている点を3つご紹介します。
- 飛距離のコントロール精度の向上
RED ZNEシャフトは、従来のスチールシャフトと比較テストにおいて、飛距離のコントロール精度が92%向上しています。プレーヤーはより正確なショットを打つことができ、スコアの向上が期待できます。 - スピン性能の向上
最大のスピン量を生み出すことができるため、特にグリーン周りにおいて、これまでよりも多くの選択肢からシチュエーションに合わせたアプローチショットを選択出来ます。 - ソフトなフィーリング
高性能カーボン特殊チップの採用により、ソフトなフィーリングを提供します。インパクト時のボールとフェースの接触時間を長く感じ、柔らかいタッチのアプローチを可能にします。。
RED ZNEシャフトのスペック
RED ZNEシャフトは
- 90g
- 115g
- 130g
上記の3スペックがラインナップされています。
それぞれの重量がワンフレックスとなっています。
当店では、3スペックそれぞれの試打クラブをご用意しています。
これらの試打シャフトは、ヘッドの付け替えが可能なシステムを用いて組んでおります。
様々なウェッジヘッドと組み合わせて試すことができます。
同じヘッドでシャフトの比較ができるだけでなく、同じシャフトでヘッドの比較も可能です。
これにより、自分に最適な組み合わせを見つけることができます。
試打クラブのスペック
RED ZNE 90
- 番手:ウェッジ
- ロフト:58度
- ヘッド重量:302g
- シャフト:BGT RED ZNE90
- フレックス:なし
- Tipカット:なし
- シャフト装着重量:83.5g
- 長さ:35.25インチc
- 重量:437g
- スイングウェイト:D2
- 振動数:366cpm
- 換算フレックス:X
RED ZNE 115
- 番手:ウェッジ
- ロフト:58度
- ヘッド重量:302g
- シャフト:BGT RED ZNE115
- フレックス:なし
- Tipカット:なし
- シャフト装着重量:103.8g
- 長さ:35.25インチc
- 重量:458g
- スイングウェイト:D2
- 振動数:396cpm
- 換算フレックス:XX
RED ZNE 130
- 番手:ウェッジ
- ロフト:58度
- ヘッド重量:302g
- シャフト:BGT RED ZNE130
- フレックス:なし
- Tipカット:なし
- シャフト装着重量:115.5g
- 長さ:35.25インチc
- 重量:471g
- スイングウェイト:D3
- 振動数:430cpm
- 換算フレックス:XXXX
数値は試打クラブ作成時に装着のヘッドによるものです。
※測定方法・測定器は当店独自によるものになります。
RED ZNEシャフトの剛性設計
後出しになってしまいましたが、剛性の設計を見ていきます。
比較対象としてダイナミックゴールドのS200も記載します。
RED ZNEシャフトは、手元側〜中央部の剛性が非常に高いことが見て取れます。
115・130に至っては、グラフ内に収まっていません。
この高い剛性により、スイング中のねじれやたわみを最小限に抑え、振った分だけリニアに動くを実現します。
特に、クォーターよりも大きくスイングした場合、飛距離の安定・距離感の掴みやすさに繋がっていると言えます。。
先端は「ソフトなフィーリング」を裏付けるるように反対に剛性は低く設計されています。
手元との剛性の落差が大きく、先端の動きを使いボールに回転を多く掛ける動きをすると思われます。
まとめ
RED ZNEシャフトは、従来のウェッジ用のスチールシャフトに比べて多くの優れた点を持つ、革新的なウェッジ専用シャフトです。
このシャフトは、従来のスチールウェッジ用シャフトに比べて
- 最大バックスピン量・回転数の増加(ここがレッドゾーン)
- 飛距離のコントロール精度の向上(集団率の向上)
- 心地よい打球感
これらを向上させ、「正確なアプローチショットを追求した」魅力的な選択肢となっています。
「そんなにもバックスピンが必要なのか?」とのお声もありますが、
最大量を引き上げて、その中から適正なスピン量にコントロールする。
そもそものバックスピン量が少ないプレイヤーには、スピン量を更に減らすという選択肢はあっても、もっとスピン量を増やすという選択肢がありません。
飛距離のコントロール精度、スピン性能、ソフトなフィーリングの3つの点で、アプローチショットの引き出しを増やし、シチュエーションに応じた弾道を得やすくなります。
RED ZNEシャフトの性能をぜひ体感してください。
ゴルフパフォーマンス スタジオ THROUGH THE GREEN(スルーザグリーン) 〒731-0201 広島市安佐北区大林3丁目14-22-1F