LABゴルフ LINK.1パターのヘッド重量
広島市安佐北区のゴルフ工房 スルーザグリーンです。
トルクレスパターで今年も話題のLABゴルフのパター。
ラインナップの中でクラッシックな見た目の「LINK.1(リンクワン)」
メーカーサイトはコチラ→『LAB Golf LINK.1』
今回、このLINK.1パターをリシャフトしましたので、そこから分かったことをレポートします。
パターのデータ
今回は、ライ角と長さをカスタマイズオーダーしたLINK.1。
メーカー公表値から見ていきます。

LAB パター LINK.1
メーカー公表のデータ
LAB ゴルフ LINK.1パター スペック
- ヘッド素材:303ステンレス
- 規格クラブ長:33, 34, 35 インチ
- ライ角:69度
- ロフト:実効ロフト・ヘッドロフトともに2.0度
- ヘッドサイズ:フェース幅12.5cm/奥行3.0cm/フェース高さ2.5cm
- クラブ重量:560グラム±10グラム
ヘッド重量やシャフト重量が不明。
リシャフト前のデータ
加工前
- 長さ:35.5インチe
- 重量:558g
- スイングウェイト:E2
- 振動数:361cpm(X)
- シャフト:プレミアムパターシャフト(黒)スチール
- グリップ:LINK.1規格 Simple Rubber Grip
今回リシャフトするLINK.1は、ライ角を75°にカスタムマイズしています。
参考にされる際は、差異を考慮してください。
各パーツのデータ
ヘッド単体や装着シャフトの測定を行える良い機会でした。
重量以外にも、ヘッドの重心位置も測定していきます。

LINK.1のヘッドパーツ
ヘッドのデータ

LINK.1ヘッド重量
今回のメインであるヘッドの情報
- 重量:347g
- 重心高:12mm
- 重心深度:12mm
- ネック内径:9.4mm
- ネック内深:13mm
ヘッド重量は平均的な重さ。
一般的なブレードパターに比べ、ヘッド長が長めですので、印象より少し軽いかも。
フェース面上の重心位置は、フェースの高さのほぼ中心に位置している。
スコアラインにトゥヒール方向に対しては、約3mm程度ヒール寄り。
重心高と重心深度が同じ数値なのは興味深い。

LINK.1フェース面上の重心点
フェース面上の重心点はサイトラインより約3mmヒールより

LINK.1フェース面上の重心位置
シャフトのデータ
今回のプレミアムパターシャフト(黒)スチールの重量は
シャフト:120.5g 35.5インチ時 バット部のラバーブッシュを含む

ラバーブッシュ
シャフトのバット側のエンドに埋め込まれているラバー製のブッシュの重量は約7g。
規格のシャフト重量は約113g前後。
市販されている一般的なパターシャフトよりも、長さを加味しても重たい。
グリップのデータ
SIMPLE RUBBER GRIP(シンプル・ラバーグリップ)

LAB SIMPLE RUBBER GRIP(シンプル・ラバーグリップ)
メーカー公表値
- 長さ:25.4センチ
- 重量:94グラム
- 直径:3.0センチ(上部)、2.5センチ(下部)
- 構造: ラバー
実測は約89gでした。
これでグリップ交換やシャフトの長さ調整で、いくつかのLABゴルフのパターのグリップを取り外しました。
グリップを取り外したいずれのモデルにも、シャフトのバットにラバー製のブッシュが埋め込まれていました。
メーカー公表値のグリップ重量は、このブッシュ(約7g)を含んだ重量なのかも知れません。
LABゴルフパターのグリップの再利用に抜き取りに、このラバーブッシュが影響します。
キレイな状態で取り外しが出来ないため、抜き取り・再生は基本的に行えません。
どうしてもの場合は、溶剤注入による抜き取りを試みますので、ご了承ください。
装着シャフトのNS パターシャフトのデータ
今回は全体重量を増すために、重量のあるシャフトを装着します。
NS パターシャフト ブラック
「TIP-7H-SP」
メーカーサイトはこちら→「N.S.PRO PUTTER SERIES」
カット前で160gの超ヘビーシャフト

NS Putter シャフト TIP-7H-SP
今回34インチで装着の重量は139.4g。
純正のシャフトが113gでしたので、約26g増。
前述のラバー製のブッシュが圧入で取り付けされているため、再利用出来ないことを加味すると、約20g増。
シャフト装着後のデータ
- 長さ:35.5インチe → 34インチe (-1.5インチ)
- 重量:558g → 577g (+19g)
- スイングウェイト:E2 → D3
- 振動数:361cpm(X) → 365cpm(SX)
- シャフト:プレミアムパターシャフト(黒)スチール → NS パター ブラック
- グリップ:LINK.1規格 Simple Rubber Grip 再利用
比較して
ヘビーウェイトのシャフトを装着して、目的通り総重量を増やすことができました。
約20g重量が増しましたので、ストリークのテンポが早くなるのを抑え、安定したストロークを期待できそうです。
スイングウェイトの変化は、長さの変更による影響が大きいと考えられます。
規格のプレミアムパターシャフト(黒)スチールはステップが早い段階から始まりる。
ステップ1段の太くなる量が多くシャフト中央部の太さがしっかりある。
結構しっかりしたシャフトでした。
今回のように重量を増やしたい方のほかに、シャフトにシナリ感を求める方も、
LABパターのトルクレスパランスはそのままに、自分に合ったスペックへ近付けられると、よりパッティングの精度向上が目指せると思います。
LABゴルフのトルクレスパターに興味があれば
LABゴルフのトルクレスパターに興味を持たれた方は、コチラも併せてご覧ください。

ゴルフパフォーマンス スタジオ
THROUGH THE GREEN(スルーザグリーン)
〒731-0201
広島市安佐北区大林3丁目14-22-1F
ボソボソとゴルフクラブへの知識欲求を呟いています。
X(旧ツイッター)もフォローお願いします。→TTG Twitter
コメント