メタルファクトリーT3アイアン試打クラブ追加
Metal Factory T3アイアン試打クラブ追加
広島市安佐北区のゴルフ工房 スルーザグリーンです。
メタルファクトリー T3 アイアンの試打クラブを追加しました。
Metal Factory T3アイアン
メタルファクトリーのメーカーHPはコチラ→
https://www.metal-factory.jp/products/t3/
T3アイアンってどんなヘッド?
最高到達 -APEX- にプラス!
飛びと操作性に高さをプラスする中空複合ヘッド
メタルファクトリーのニューモデル「A+」のシリーズに対応した、アイアンになっているようです。
ヘッドの構造 その1
飛びと操作性を両立する中空複合ヘッド
鍛造による新開発の L 型マレージングフェースは良好な打感・高い反発性能を獲得。
ボディーは精密鋳造により番手別に内部形状を最適化し、理想的な弾道を実現した。また、ヘッド内部には発泡樹脂を充填することで、中空ヘッド特有の弾き感を持ちつつ、
心地よい打感と打音を実現した。
中空構造は上下のミスヒットに寛容なヘッド構造。
そこに、L字のマレージングフェースで下部へのミスへの対応を強化。
- 「17-4ステンレスの中空ヘッド」
- 「マレージングフェース」
ユーティリティのような中空構造とフェースの反発を使い、飛距離性能が出せる組み合わせ。
ただ、打球感・打球音が硬めになりがりな組み合わせでもある。
そこに発泡体を充填することで、ネガティブ要素を補った設計。
L字フェースとは?
通常は平な板材のフェース材の、下部や上部をL字に延長してフェースエリアを広げた構造。
通常のフェース構造に比べ、製造には高い精度が必要となる。
高強度素材のフェース材を使用した飛び系アイアンは、ボディにフェースの板材をはめ込んだ構造が一般的。
この構造では、フェース下部でヒットした場合、ボディフレーム部でインパクトすることになる。
フレーム部で捉えてしまうため、打球感が硬く、ボール初速を十分に得ることが難しい。
また、弾道の高さを得ることが出来ないため、飛距離を大きくロスするミスとなる。
T3アイアンは、フェース材をソール部まで伸ばした形状を採用。
反発エリアの拡大により、フェース下側でヒットをした場合でも、「ボール初速」と「球の打ち出し角度」を大きく失うこと 無く打ち出せる。
ヘッドの構造 その2
番手別インナーウェイト設計
ヘッド構成重量の大半を内部のトウ側後方部の低位置に配重。
遠心力の増加によるインパクト効率の向上により飛距離性能が アップした。さらにオフセンターヒット時、特にフェース先で インパクトした際に、当たり負けがしにくく、
フェース面の開きを抑制し右方向へのミスを軽減します。
ネックの軽量化との相乗効果もあり、長く深い位置にヘッドの重心を設計。
トゥ側下部にミスヒットが出やすいゴルファーには恩恵が大きい。
ヘッドの構造 その3
スクリューウェイト
トウ側のスクリューウェイトは標準で 3g、オプションとして 1g、5g を ラインナップ。
細やかな重量調整によるフィッティングのサポートが 可能になりました。
ヘッド重量の調整が可能であると事と合わせて、
- インナーウェイト
- ネックの軽量化
- スクリューウェイト
ヘッドの重心をトウ側の低く深い部分に集める構造になっています。
スクリューウェイトは、一見すると標準で3gと余り重量が無いように感じます。
が、スクリューウェイトを取り付けするためには、メス(ナット部)の構造がヘッド内に必要です。
スクリューウェイトそのものよりも、ウェイトが取り付けできる構造そのものに重量があります。
外からの見た目以上にトゥ側へ重量が集められていると言えます。
繰り返しになりますが、これらの相乗効果もあり、長く深い位置にヘッドの重心を設計。
フェースのトウ側でミスヒットをした場合でも、
- 当たり負けがしにくい。
- フェースが開きにくい。
打ち出しの方向が大きく変えられない。ボール初速もロスしにくいため、
トゥ側下部にミスヒットが出やすいゴルファーには恩恵が大きいアイアンだと言えます。
まとめ
メタルファクトリー T3アイアンはこんな感じのヘッド。
- ヘッドサイズは大きめ。
- グースのしっかり効いたソールが広めの優しさを詰め込んだ中空アイアン。
- ブラック仕上げにシルバーのプレートとインナーウェイト装着部をあえてシルバーにしたデザイン。
- L字マレージングフェース採用で下部に強い。
- トゥ先にスクリューウェイトが装着されている。
- ネックは短めで外径も13.2mmと細め。
- ネック内深が35mmと深め。
- ネック周辺の重量を削り、トゥ側下部に分散する狙いが見て取れる。
- 重心距離は長い。
- 重心は深い。
- 重心高はボールの半径とほぼ同じぐらい。
適合するタイプは?
メタルファクトリーT3アイアンは、「運動Type-C」スイングタイプを持つゴルファーに合いそうです。
特に「運動Type-C」で打点が散ったり、トゥでのミスヒットにより飛距離が不足してショートしてしまうゴルファーにオススメです。
- フェースのトゥ側にミスヒットすることが多い。
- 打点が散る。
- アイアンの飛距離が欲しい。
また通常、ネックがステンレスの飛び系のアイアンは、各番手の振り抵抗を揃えたバランスフローに組むことが難いですが、
トゥ側のスクリューウェイトが交換できるため、振りやすさをセットで揃えることが出来そうです。
飛距離が出るアイアンで、振り心地を揃えたり、#5iをしっかり使いたい方にはオススメです。
反対に、ソールが厚く重心距離が長いため、運動Type-A・Type-Bの方にはあまりオススメしません。
- 特にフェースの開閉量が多い方で、フェースが開いてインパクトしている方
- 打ち込みが強くかなり厚く入る方
上記のスイングには向かないと思います。
何はともあれ、試打クラブをご用意しましたので、気になる方はまずはお試しを!
T3アイアン試打クラブスペック
試打クラブのスペックは下記の通りです。
T3アイアンヘッドのスペック
- 番手:#7I
- ロフト角:29度
- ライ角:62.5度
- ヘッドWt:266.0g
- GL:44.1mm
- GD:17.5mm(リーディングエッジから)
- GH:22.5mm
- FP:2mm
装着シャフトのスペック
シャフトはフジクラシャフト DIAMOND スピーダー 8
ヘッドに合わせて運動Type-Cに適合するシャフトにしています。
- モデル名:DIA SPD IRON 8
- フレックス:S
- シャフト装着重量:86g
グリップはカデロ 2X2 PENTAGON Duo
試打クラブのスペック
- 番手:#7I
- シャフト:フジクラ ダイヤモンドスピーダー 8
- フレックス:S
- 長さ:37インチc
- 重量:404g
- スイングウェイト:D0
- 振動数:296cpm
- 換算フレックス:A
- 振り抵抗:266.8
数値は試打クラブ作成時のものです。
※測定方法・測定器は当店独自によるものになります。
メタルファクトリー T2アイアンの記事はコチラ→
ゴルフパフォーマンス スタジオ
THROUGH THE GREEN(スルーザグリーン)
〒731-0201
広島市安佐北区大林3丁目14-22-1F
ボソボソとゴルフクラブへの知識欲求を呟いています。
X(旧ツイッター)もフォローお願いします。→TTG Twitter