原因は錯覚?パターの長さで損する人、得する人。

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パターの長さで、錯覚が起こる

広島市安佐北区のゴルフ工房スルーザグリーンです。
今日はこの時期に見直しておきたい「パターの長さ」についてのレポートです。

  • 「1.5m~2mぐらいの入れ頃ショートパットが、ことごとく入らない。」

そんな日もあります。
しかし、切れていかないラインで、かつ、自分での思った通りのラインに打ち出せているのに入らないことが多くある場合。


パターの長さに問題がある実例

パターの長さを見直す必要があるかもしれません。

20170509-213057.jpg

上の画像はご来店のお客様に、問題のマイパターを打っていただいたときの写真です。

  • パター名:スコッティキャメロン セレクトのM2(今はMALLET2に名前が変わっています)
  • 長さ:34インチ。

問題は色々あるのですが、分かるでしょうか?

  • まず、かなりヒール寄りに合わせてアドレスしています。
    ご自身からは、ヘッドのフランジ部分にある十字型のサイトラインに、ボールのセンターが重なって見えています。
  • そして、2m先にあるカップに対して、かなり右を向いている状態です。
  • 更に、テイクバックは本来描くべき軌道からアウト側(外)に外れ、カット軌道でパッティングしている状態です。
  • 「アドレスの向き」「フェース向き」「ストロークの向き」「打点」がすべて思っている方向と異なり、ライン通りに転がせない状態でした。

パターコーナーでは、上の画像の左の方に移っていますが、2色に分かれたキャスコさんのKILA LINEを使ってパッティングの練習を行っています。
が、「ラインの入ったボールは打ち難い」「ボールのラインが信用できない」との事で、この時はラインの無いボールを打っていただきました。

理由は明白です。
全てがラインに向いていないので、ボールを後方から見た最も正しいラインが、アドレスすると正しく見えないため信じられないという事です。

  • 黄色のラインが、アドレス時の目の真下(アイライン)
  • 赤のラインが、「地面との垂線」と「フェースの中心」
  • 青いラインが、シャフト軸の延長線
  • ピンクのラインが、アドレス時のライ角です。

今回のパッティングの問題点

問題点を1つ1つ見ていきます。


アドレスの向き

  • パターが長いため、ボールからかなり離れて立たなければならない。
  • 実際に打つボールのラインとアドレス時の眼球(アイライン)の位置が一致していない。

そのため、目からはカップが斜めに見えるためそれに釣られて右を向いてしまう。
パッティングする距離が短くなればなるほど、「打つべきライン」と「見ているライン」との角度差が大きくなるため、まっすぐに立てなくなる。


フェースの向き

  • パターが長す過ぎるため、ボールから離れて立つことになり、ライ角がアップライトになってしまった。

そのためスクエアに構えて打つと、フェースが左を向いてインパクトを迎えてしまうため、事前に開いて構えている。

  • ヒール寄りに当たることもあり、アドレスは右を向いているものの打球は引っ掛かる。

「右向いて、開いて、ヒールで打って、、、引っ掛ける」
このように悩ましい状態になり混乱を生じてしまう。


ストロークの向き

  • パターが長過ぎたため、インサイドに僅かでもテイクバックするとソールが地面に接地する。
  • ダフルのを恐れてアウトサイド(外側)にヘッドが上がる。
  • グリップもパターを吊る形で握ることが出来ないため、尚更アウト方向にヘッドが上がる。

打点

  • アドレスでかなりヒール寄りにボールをセットしても、アイラインから外れている&ライ角がアップライトになっているため、自分からは真ん中に構えているように見える。
  • 正確にストロークできると、アドレス時の位置のヒールでインパクトしてしまう。
  • アウトサイドにヘッドが上がりカットにパッティングするため、今度はトゥにもヒットする。

奇跡的にこの両者が釣り合うと、センターでボールをとらえることが稀に出来るが、、、

  • 向いている方向が違うため、打球感は良いもののカップインしない。

パターが長すぎると、良いことが無いですね。


お客様に合わせて調整します!

今回ヘッドのタイプ(キャラクター)が、使用者のタイプと相性の良いパターでした。
ですので、調整はシャフトカットです。
34インチ⇒31.5インチに

クラブの長さを短くすると変化するスペックがあります。
スイングウェイト(バランス)もその一つです。

パターでいまだに「スイングバランス(D0とかC9とか)」を言われる方がおられますが
ヘッドのサイズ・グリップの重さ・シャフトの重さ・シャフトの素材・カウンターウェイトの有無
かなり多様化している昨今のパターを見るのに、スイングウェイトで分かることって、まだありますかね?

「バランスが変わるから切りたくない・・・・。」と結構言われる方が多い印象です。

  • 調子良く入っているなら、変化させないほうが良いと思います。
  • ただ、悩むほど入っていないのであれば、変化させないと入らないままですね。

ここまで読むと、スイングウェイト(バランス)よりも、それ以外の問題が大きくないですか?

今回のお客様のタイプは、重たいヘッドが合わないタイプでした。
そもそも結構短めに握られていましたし、軽く感じて良いんです。


さて、どうなったかというと、

  • あれだけ嫌がっておられたライン入りのボールを率先して使われ、合わせて置いたラインがキレイに転がるようになりました。
  • ポコポコとスタジオの2m距離が入るようになり、
  • ご本人も「ストロークしやすくなった。」とのこと。
  • 調整後のラウンドで、パット数が29パットに改善。なんとベストスコアを更新!

ちょっと上手くいきすぎですね。


結局どんな長さが合うの?

人の身体は1インチ刻みではありませんし、身長や手の長さに一定量比例します。
が、それだけで決められないので、自分のパターは自分に合った長さにしておきたいものです。
スタジオでは、それぞれの運動タイプに合わせたアドレスをお勧めしております。

  • 腕は五角形にするのか?三角形か?
  • 締めるのは、ヒジなのか?脇なのか?

同じ身長や手の長さでも、優に2インチは運動タイプの違いで合う長さが異なります。
是非、マイパターをご持参ください。

パターのライ角については、コチラの記事もオススメです。
https://www.through-the-green-golf.com/pt_lie_merit/

ゴルフパフォーマンス スタジオ
THROUGH THE GREEN(スルーザグリーン)
〒731-0201
広島市安佐北区大林3丁目14-22-1F

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