TENSEI 1K オレンジ 60/S
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テンセイ Pro 1K オレンジとCK Proとの違い。特徴と振動数。


三菱ケミカルのNEWモデル「TENSEI Pro Orange 1k」とは?

テンセイ 1K オレンジ マルチマテリアル

テンセイ 1K オレンジ マルチマテリアル

元のTENSEI CK Proシリーズとの違い

元のTENSEI CK Proシリーズ。
シリーズ名に付いている「CK」とは?

  • 「C」はカーボンもしくはクロスのC。
  • 「K」はケブラーのKですね。

ケブラー繊維は非常に切れにくく、耐衝撃性に優れ、強度の高い繊維です。

「M」を中心にしたマルチマテリアルのロゴが手元に配されている様に、1本のシャフトに、4〜11種類ぐらいの素材を使用しているそうです。
CKシリーズは、その1種類にケブラーを織り込んだシートを手元に使用しているということです。

そのCKシリーズに変わり、手元側に「1K」という素材を使用したのが、今回ホワイトに続き発売されたTENSEI 1K オレンジです。
このマルチマテリアルマークのあたりですね。

テンセイ Pro オレンジ 1K

テンセイ Pro オレンジ 1K


「1K」ってなんだ?

テンセイ 1K オレンジ 1Kクロス

テンセイ 1K オレンジ 1Kクロス

「1K」のクロス材
織られている繊維の人束が1K(1000本)と目が細かい平織のカーボンシートです。
3k・6kなどが素材としてはあります。

 

数字が大きくなるほど何だか良さそうな気もしますが、1束のカーボン繊維が多くなり、目が大きくなるとともに厚みが出るとのことです。
目が細かく、薄く軽く強度の高さでは1Kがシャフト向き!

繊維の方向を整えた状態を維持するために樹脂を使用します。

この樹脂が、CKに比べて1Kは浸透しやすいという特徴もあるようです。
樹脂が浸透しやすいと

より樹脂の量を抑えることができ、薄く軽い素材として取り入れられています。

テンセイ 1K オレンジ クロスリンクテック

テンセイ 1K オレンジ クロスリンクテック

この1Kシートをこれまでの「CK(カーボンケブラー)」に替えて使用しているということですね。
「CK」は、カーボンケブラーでしたが、「1K」は1000を意味している。


シャフトの特性はどのようなものか。

Pro Orange 1Kシリーズは2019年に発売したCK Pro Orangeシリーズをベースに、先端部の剛性をさらに高めることによって、トゥダウンによる打点の縦のブレを低減。

加えてトルクを抑えることで左右の打ち出しのズレも抑制され、サイドスピンを低減した、“曲がらない”シャフトに進化しています。

カウンターバランス設計の振り抜きやすさはそのままに、マトリクス樹脂*の組成・構造を最適化するXlink Tech™(クロスリンクテック)を採用することで、炭素繊維のポテンシャルを最大限に引き出しています。

メーカーサイトから引用いたしました。

ここ最近の流れである、「1発の飛び」よりも「曲がらない安定性」に振ったシャフトと言えそうです。

近年、フジクラ さんのVENTUSなど、アメリカのプロツアーから発信されるシャフトの特徴とも言えます。

フジクラさんのVENTUS TRについての記事はこちら⇨『フジクラ ベンタス TR ブラック(VENTUS TR Black)とVENTUS Blackはどう違う?』


各フレックスの振動数の比較

TENSEI Pro Orange 1K (テンセイ プロ オレンジ 1K)の各フレックスの振動数を比較してみました。

TENSEI 1K オレンジ 50/S

TENSEI 1K オレンジ 50/S

TENSEI 1K オレンジ 50/X

TENSEI 1K オレンジ 50/X

TENSEI 1K オレンジ 50/TX

TENSEI 1K オレンジ 50/TX

TENSEI 1K オレンジ 60/S

TENSEI 1K オレンジ 60/S

TENSEI 1K オレンジ 60/X

TENSEI 1K オレンジ 60/X


振動数の比較表

TENSEI 1K Orangeの各フレックスの振動数を比較してみました。

フレックス 振動数(cpm)
50S 256
50X 269
50TX 278
60S 263
60X 276

ヘッド重量:200g
長さ:45.5インチ
※装着条件や測定の条件などで数値が前後する場合がございます。


TENSEI Pro Orange 1Kの各フレックスのスペック

シャフト名 フレックス 重量 トルク キックポイント
Orange 1K 50 R 55.5g 3.9 HIGH
Orange 1K 50 S 57.0g 3.9 HIGH
Orange 1K 50 X 60.5g 3.8 HIGH
Orange 1K 50 TX 61.5g 3.8 HIGH
Orange 1K 60 R 68.0g 3.0 HIGH
Orange 1K 60 S 69.0g 3.0 HIGH
Orange 1K 60 X 72.5g 3.0 HIGH
Orange 1K 60 TX 72.5g 3.0 HIGH
Orange 1K 70 S 78.5g 2.7 HIGH
Orange 1K 70 X 81.5g 2.7 HIGH
Orange 1K 70 TX 82.0g 2.7 HIGH
Orange 1K 80 S 86.0g 2.5 HIGH
Orange 1K 80 X 89.0g 2.4 HIGH
Orange 1K 80 TX 90.0g 2.4 HIGH

重量・トルク・キックポイントは、メーカーHPのカタログ値になります。

メーカーサイトはこちら⇨「TENSEI Pro Orange 1K」

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しなり方の違い

TENSEI オレンジの「CK Pro」と「1K」は同じシリーズです。

ですので、ある程度は「しなり方(剛性分布)」は共通しています。

  • 手元側にしなりがあり
  • 先端にいくに従い剛性が高まる設計である

50g~80gとラインナップが広いため、若干異なるスペックもありますが、
CK Proをベースに、1Kはより手元側のしなりが増え、中央部分から先端の剛性を高く設計されています。

テンセイ オレンジ 1Kは、前作のCK Proの特徴をより色濃くしたシャフトになっています。


どんな人に合うのか?

CK Pro オレンジで

  • 「打ち出しは真っ直ぐから右に出て、ドロー・フック系の回転が掛かり左にやや巻いていた方」に合うと言えます。
  • 運動Type-Bの特性で、かなり尖った性格です。
  • 右へのミスが多い方には、あまりオススメすることはなさそうです。

シャフト選びの参考になれば幸いです。


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〒731-0201
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